内装仕上塗材の機能
内装仕上塗材には、住空間の求める種々の機能を有するものがあり、用途・目的に応じた塗材を選択することができます。
調湿機能 各種多孔質素材を用いた塗材は調湿効果があり、室内の湿度を一定に保とうとする作用があります。吸放湿量70g/m2以上ある塗材を調湿形と呼びます。
※調湿形:気密性が高くなった住宅での結露防止や室内の湿度変化を抑制する内装用仕上塗材の機能。JISA6909に規定する条件により、湿潤状態と乾燥状態における水分吸収量から吸放湿量が求められます。
調湿機能_図
ホルムアルデヒド濃度低減機能 吸着剤や光触媒酸化チタン等の吸着機能や分解機能によって、ホルムアルデヒド等の化学物質濃度を低減します。
ホルムアルデヒド濃度低減機能_図
低VOC 水系ですので、低VOCに設計されています。シックハウスから居住者を守ります。
※VOC:揮発性有機化合物。WHOによる分類では、沸点が50〜260℃までの有機性物質のことをさします(トルエン、キシレンなど)。
消臭効果 各種多孔質素材を用いた塗材は、生活悪臭やペットの臭い等を吸着し、消臭します。
消臭効果_図
吸音効果_図 各種多孔質素材を用いた塗材は、その多孔質構造から吸音性を発揮し、反射音を軽減します。
クロスに塗れる ビニルクロスを剥がさず、直接塗りつけてリフォームできます。改修に伴う産業廃棄物もほとんど出ません。
防火性 無機質の不燃性素材を主成分とすることにより、防火性に優れ、万一の火災時にも延焼を防ぎます。
カビ・ダニ発生防止 カビ・ダニは、アレルギーを起こすアレルゲンであり、高湿度で増殖します。調湿効果により湿度を一定に保ち、結露を防止し、カビ・ダニの発生を抑える効果があります。
抗菌効果 銀、光触媒等の抗菌剤の効果により、MRSA、黄色ブドウ球菌、大腸菌などの繁殖を抑え、清潔な環境を保ちます。
マイナスイオン発生 トルマリン等の粉末鉱物を骨材として用いることにより、接触する水分に瞬時に放電してヒドロキシルイオン(H3O2-)を発生し、爽快感を与える効果があります。
遠赤外線効果 木炭、セラミック材などの配合により遠赤外線効果を有し、穏やかな温熱効果により健康な空間を提案します。
電磁波吸収 木炭を骨材として用いた塗材では、人体に有害な電磁波を吸収、遮断します。
使用原料一覧
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